どんなプロダクト（製品・サービス）でも、図のような曲線を描くという考えです。

プロダクト毎に市場規模や製品の特性が異なるため、売上規模や時間軸は異なりますが、およそ下のグラフのような変遷を辿ります。

プロダクトの変遷は、大きく４つの段階（導入期、成長期、成熟期、衰退期）に分けることができます。

導入期：認知度が低く、市場形成中段階。
成長期：認知が進み、市場が急拡大している段階。
成熟期：参入企業も増え、市場成長が鈍化し、競争が激化している段階。
衰退期：価格競争や代替プロダクトの影響で市場規模が縮小している段階。

ここで重要なのは、どんなプロダクトでも必ず衰退期が訪れるということです。

現在は成長期や成熟期で好調な売上状況であっても、いずれは衰退期が訪れます。衰退期になってから対応すると競争に勝ち抜くことが難しくなります。そのため、自社のプロダクトがどの段階にあるのかを把握し、段階に合わせた対応が必要です。

市場の段階を正確に捉えることは難しいのですが、我々はクライアント様の成果を上げるために、まずはプロダクトが属する市場の位置を大まかに調査して、適切な戦略を考える礎としています。

次回は、自社のプロダクトがどの段階に属しているかを把握した後に取組むべき対応策についてご紹介します。

記：佐賀