プロダクトライフサイクル(市場成長曲線)をご存じでしょうか?(2)

大変お待たせしました。
前回ご紹介したプロダクトライフサイクルの続きです。
今回は、各段階においてどのような対応をとれば良いかを解説します。

■導入期:認知度が低く、市場形成中段階

>将来の市場規模を調査し、自社の強みを活かせる魅力的な市場ならば早期参入することが重要になります。積極的に知名度向上を図り、市場拡大を目指します。

■成長期:認知が進み、市場が急拡大している段階

>新規顧客と競合他社が増加します。プロダクトの差別化や改良を実施し積極的に知名度向上をはかり、市場シェア拡大を目指します。

■成熟期:参入企業も増え、市場成長が鈍化し、競争が激化している段階

>利益最大化を目指します。コスト削減を行いつつ、価格競争を回避するために差別化を図り、固定客を獲得することが重要になります。

■衰退期:価格競争や代替プロダクトの影響で市場規模が縮小している段階

>自社プロダクトが提供してきた価値を他のカテゴリーのプロダクトが代替して満たしていると考えられます(例:ポケベルに対する携帯電話)。よって、自社の強みを活かして新しい市場に進出することが大切になります。これをイノベーションと呼びます。

市場の変化は消費者の変化を意味します。それに対応して企業も柔軟に対応することが重要です。同業者であっても同じ取り組みでうまくいくとは限りません。我々は市場調査を行った上で、クライアント様の特徴に合わせた個別の対応(=戦略作り)が必要だと考えています。

記:佐賀

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